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数日ぶりのブログになります。
ブログを書いていない日の夜は、
大抵、大酒を飲んでいます。
こんな、自分は「こまった人」です。

さて、さて、最近、
「本を読みたい病(活字中毒?)」
が数年ぶりに再発しまして、手当たり次第に本を読みふけっています。

そんなわけで、きょうは、
『こまった人』(養老 孟司著 中央公論新社)のご紹介。

本書は、養老 孟司氏の「中央公論」連載中のコラム
「鎌倉傘張り日記」(2003年6月号〜2005年10月号)をまとめたものです。
「一冊まるごと養老節」で展開されていきますが、
その中でも、共感を覚えた「人格の否定」をご紹介。

養老氏は主張する…
西欧近代的自我を無批判に導入したから、
いつの間にか、「本質的に変わらない私」が常識となっている。
しかし、昔の日本人は、例えば、「名前がどんどん変わった」ことなどから分かるように、
「人は変わる」と信じていた、と主張する。
ただ、そうすると、「昨日金を借りたのは、俺じゅない」などという者が現れたら、
どう解決していたのか…。
それは、『「約束を守れ」。以上終わりである。』と何とも歯切れが良い。

このコラム、実は「7頁」しか無いのですが、奥が深い!
是非、興味がある方は読んでみてください。

このコラムの考え方は「社長になる」ときにも、同様なことがいえると思う。
「自分は、本質的に変わるわけがない」
と思っていると、成功は遠いように思われるし、
その「本質」を傷つけられたら、再起不能となってしまうかも知れない。

「自分の本質は変わるに決まっている。」
そう考えてみると、肩の荷が少しおりるのではないでしょうか。

ただし、「約束は守る。」ことを、絶対にお忘れ無く!

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