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本年度の通関士試験について、
輸入申告書の問題で、つぎの記述があり、

「輸入者(買手)は、別紙1の仕入書に記載されたUS$20,100.00を買付代理人に支払い、
買付代理人は、別紙1の仕入書に記載されたAUS$22,110.00を輸出者(売手)に、
それぞれ輸入貨物の代金として支払うものとする。」

「US$」を使うか「AUS$」を使うかが、議論になっているようです。

基礎知識として、手数料でも「買付手数料」は、加算しないこととなっています。
ここで、「買付手数料」とは「買手とイコールになる者」
と講義では説明することが多いと思います。

そうすると、「買付代理人=買手」となり、
内部の支払いについては考慮することなく、
外部の売手に支払った、実際の金額を選択することになるでしょう。

と、言うことは、「AUS$」を使うことになります。

今回の出題者は、「関割」の問題だけだとみんな解けちゃうな。
検査費用を追加してもみんな解けちゃうな。
去年の合格率も高かったしね。
じゃ、あまり出題していない「買付手数料」を出してみよう!
となった気が………。

私の講義では「買付手数料」と5文字になったら加算しない」
と、受験テクニックとして教えていますが、
現実的には、「買付手数料」と認定させるには、
ものすごく限定する必要があります。
そこで、「買付手数料」を限定するために、
いろいろな条件を付けたことが、
受験者を悩ませてしまった要因なような気がします。

最後になりますが、
「US$」を選ぶべきだった!
との正解が発表されたら、ゴメンナサイ!
通関士試験の講師は、辞めません!

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