通関士試験ガイド

1.受験資格

学歴、年齢、経歴、国籍等についての制限はないので、誰でも受験が可能である。

2.試験の日時

毎年、10 月第1週目か第2週目の日曜日に行われる。なお、受付期間は、7月下旬~8月中旬である。
令和5年は「10月1日」でした。

3.試験科目・時間・試験の方法等

[1]通関業法 9:30~10 :20
選択式 10問 35点
内訳:空欄選択 25点(5問×5点)、正誤複数選択 10点(5問×2点)
択一式 10問 10点
合計  20問 45点

[2]関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(同法第6章に係る部分に限る。) 11:00~12:40
選択式 15問 45点
内訳:空欄選択 25点(5問×5点)、正誤複数選択 20点(10問×2点)
択一式 15問 15点
合計  30問 60点

[3]通関書類の作成要領その他通関手続の実務 13:50~15 :30
通関書類の作成 2問 20点
内訳:輸出申告 5点(5問×1点)、輸入申告 15点(5問×1点、5問×2点)
選択式     5問  10点
内訳:正誤複数選択 10点(5問×2点)
択一式     5問  5点(5問×1点)
計算式     5問  10点(5問×2点)
合計      17問 45点

※法令は、その年の7月1日現在で施行されているものが出題対象。

4.合格基準

前記3に掲げる各試験科目([1]~[3])のすべてで、合格基準を満たす必要がある。なお、合格基準は事前には公表されず、合格発表の際に公表されるが、全科目、満点の60%以上であることがほとんどである。
平成20年度  17.8%
平成21年度  7.8%
平成22年度  9.8%
平成23年度  9.9%
平成24年度  8.6%
平成25年度  11.7%
平成26年度  13.2%
平成27年度  10.1%
平成28年度  9.8%
平成29年度  21.3%
平成30年度  14.6%
令和元年度  13.7%
令和2年度  16.9%
令和3年度  15.8%
令和4年度  19.1%
令和5年度  24.2%

5.試験実施地と受験願書の提出先

北海道      函館税関 通関業監督官 〒040-8561 函館市海岸町24番4号 函館港湾合同庁舎 0138‑40‑4259
東京都・新潟県  東京税関 通関業監督官 〒135-8615 東京都江東区青海2丁目7番11号 東京港湾合同庁舎 03‑3599‑6356
神奈川県・宮城県 横浜税関 通関業監督官 〒231-8401 横浜市中区海岸通1丁目1番地 045‑212‑6051
愛知県・静岡県  名古屋税関 通関業監督官 〒455-8535 名古屋市港区入船2丁目3番12号 名古屋港湾合同庁舎 052‑654‑4005
大阪府      大阪税関 通関業監督官 〒552-0021 大阪市港区築港4丁目 10番3号 大阪港湾合同庁舎 06‑6576‑3251
兵庫県・広島県  神戸税関 通関業監督官 〒650-0041 神戸市中央区新港町12番1号 078‑333‑3026
福岡県      門司税関 通関業監督官 〒801-8511 北九州市門司区西海岸1丁目3番10号 門司港湾合同庁舎 050‑3530‑8371
熊本県      長崎税関 通関業監督官 〒850-0862 長崎市出島町1番36号 095‑828‑8628
沖縄県      沖縄地区税関 通関業監督官 〒900-0001 那覇市港町2丁目11の1 那覇港湾合同庁舎 098‑862‑8658

具体的な試験会場は、受験票で通知される。

【参考】
第57回通関士試験会場等一覧