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最近、「若者」という言葉をタイトルに使っている新書を
2冊続けて読んだ。

その一つが、
『他人を見下す若者たち』(速水敏彦著 講談社現代新書)である。

「仮想的有能感」というキーワードを中心に話が進んでゆく。
この言葉は、速水氏の造語であるが、
「自己肯定感の中のうち、他者軽視を通して生じる偽りのプライド」
と定義されている。

「仮想的有能感」は、「若者」だけでけの問題ではなく、
「社長になる(なった)」ときにも、注意すべき感情であろう。

たとえば、
「この会社は自分が築き上げた」
「おまえは、無能だ! 俺みたいに会社が作れるのか」
などといった感情がわき上がったら、要注意である。

他人を見下すことによって、心の平常心を保とうとするのではなく、
他の方法で、心の安定を保てる「技」を持つことも、
リーダーとして必要な能力ではなかろうか。

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